【ネタバレあり】『小説版 ガンダム水星の魔女1巻』をレビュー！

本記事の内容

私は小説版 水星の魔女1巻をKindleで購入しました。

当記事を読むことで、小説版を購入する際の参考にしていただければ幸いです。

アニメの補完、水星の魔女への理解を深めたい人にとってはオススメの小説となっていますよ。

小説版のネタバレを含みますのでご注意ください

【ネタバレあり】小説版 水星の魔女1巻の概要

小説版はアニメ本編の内容＋オリジナルエピソードで、構成されています。

1巻に収録されている内容を紹介していきますね。

プロローグから第3話までを収録

1巻にはプロローグからアニメの第3話までが、収録されています。

話の進み方、セリフも同じなのでアニメを見ている人であれば違和感なく読むことができますよ。

このままのペースでいくとSeason1が終わるのは、4巻くらいになりそうですね。

オリジナルエピソードも収録

小説版だけのオリジナルエピソードとして「ユーシュラーの遊園地」が、収録されています。

前半はスレッタとミオリネの実習の様子。

後半はミオリネの幼なじみユーシュラーが登場します。

ユーシュラーはアニメ本編未登場。

小説版だけのキャラクターとなります。

アニメにはない面白さを、感じることができますよ。

【ネタバレあり】小説版 水星の魔女1巻を読んだレビュー！

細かい描写が書かれているので、小説版を読むことで水星の魔女への理解がさらに深まりました。

私が読んでいて感じた小説版の良さを、3つ紹介していきます。

キャラクターの心情がわかりやすい

小説版では、アニメを見ているだけではわからないキャラクター毎の細かい描写が、書かれています。

例えばスレッタとニカがはじめて出会うシーンで、ニカが「はじめて？」と聞き返していました。

小説版でニカがスレッタは、水星の学校から編入してきたと思っていたことが書かれています。

個人的には「ダブスタくそ親父」のダブスタが、小説を読むまで何の略か知りませんでした。

アニメを見てから小説を読むと、水星の魔女への理解が深まると感じました。

アニメを補完するという意味で、オススメの小説となっています。

ユーシュラーの遊園地が面白い

オリジナルエピソードである「ユーシュラーの遊園地」が、思っていたより面白かったです。

スレッタはもちろんですが、ニカとチュチュもメインで登場してくれました。

時系列的にはアニメの5話以降でしょうか。

1巻に収録されているのが3話までなので、続けて読むと少し混乱しそうになりました。

ミオリネの幼なじみであるユーシュラーと、遊園地で決闘3本勝負をすることになるんですが、1巻ではスレッタの番が回ってきた所で終わりました。

アニメ本編に絡んでくるような、重要な設定が今後出てくることに期待です。

用語集で世界観の理解が深まる

小説版には用語集が収録されています。

例えば学籍番号。

入学年、専科、個人番号の3つで構成されていることがわかりました。

入学年と専科はアルファベット、個人番号は推薦企業の序列で決定されます。

知っていなくてもいいけど、知るとより楽しめる。

小説を読むことで、細かい知識が自然と入ってきました。

小説版 水星の魔女1巻を読んでわかったこと3選！

アニメを見ているだけではわからなかったけど、小説版を読むことでわかったことを3つ解説します。

アスティカシア高等専門学校の目的

「ユーシュラーの遊園地」内で、アスティカシア高等専門学校が創設された目的が明らかにされました。

その目的とは、宇宙で広く活躍する人材を育成すること。

水星の魔女の世界では、宇宙空間はまだまだ危険という認識のようです。

プロローグでカルド博士が言っていた、GUND（ガンド）の可能性とも繋がってきそうですね。

2話でのヴィムとプロスペラのやり取り

アニメの2話で、審問会の前にプロスペラとヴィムが会っていました。

ヴィムはプロスペラが、総裁にとりあってくれと頼みに来たのかと思っていましたが、プロスペラが「そちらが私に頼むです」と意味深なことを言っていましたね。

結果として審問会の最後にヴィムが、エアリアルの廃棄処分に待ったをかけます。

この一連のやり取りは、プロスペラがデリング暗殺計画の証拠データで、ヴィムに揺さぶりをかけていたことが確定しました。

なぜ、プロスペラが証拠データをもっていたのかは不明のままです。

ニカは地球で優れたモビルスーツをつくりたい

アニメではニカがスレッタの決闘を見て、エアリアルの性能に驚いていました。

小説ではその時の心境が描かれており、そこから次の2点が判明しました。

• モビルスーツの開発・製造は宇宙側が圧倒的に進んでいる
• ニカは地球で優れたモビルスーツをつくりたい

水星という過酷な環境で、開発されたエアリアルにニカは希望を見出していました。

ヴァディース事変によって、恐らくオックアースが壊滅していると予想されます。

その結果、宇宙と地球でモビルスーツ開発・製造にさらに差が開いてしまったのではないでしょうか。

小説版 水星の魔女1巻はこんな人にオススメ！

正直、ライトにアニメを楽しんでいる人は、購入しなくても問題ありません。

では、どんな人が購入対象になるのかを解説していきます。

水星の魔女が好きでもっと知りたい人にオススメ

小説版の良さは、アニメではわからなかったキャラクター達の心理描写や、細かい設定がわかることです。

• 水星の魔女が好きでもっと詳しく知りたい
• 考察するのが好き
• ガンダム作品を追い続けたい

上記に当てはまる人は、小説版の購入をオススメします。

小説版で明らかになることも多いので、新しい気づきもあります。

水星の魔女が好きで、その世界観にドップリ浸かりたい。

そんな人にとって小説版は大満足な内容です。

ライトに楽しむ場合は購入しなくても大丈夫

小説版の内容は、オリジナルエピソードを除きアニメと同じです。

たしかに小説版を読むことで詳しいことがわかりますが、水星の魔女をライトに楽しみたい場合は、わざわざ購入しなくてもいいでしょう。

よっぽど水星の魔女が好きでないと、追い続けるのは大変です。

アニメで十分楽しめている人は、購入する必要がなさそうですね。

Kindleで購入すると少しお得

小説版を少しでもお得に購入するなら、Kindleでの購入がオススメです。

• 文庫本：792円
• Kindle：713円

Kindleはスマホさえあれば、どこでも読めるので便利ですよね。

私もKindleで購入しました。

文庫本かKindleか、自分の好みに合わせて購入しましょう。

小説版 水星の魔女1巻はガンダム好きとして満足な内容だった！

小説版の内容はアニメと同じですが、キャラクターの心理描写や設定などをより詳しく知ることができました。

オリジナルエピソードも面白く、水星の魔女にハマっている人なら読んで損はしないでしょう。

一方でライトユーザーの人は、わざわざ購入する必要はないと感じました。

1巻でアニメの3話までと進みが遅いので、Season1が簡潔するのに4巻くらいまでかかりそうです。

私はガンダム好きなので、小説版にとても満足しています。

アニメと小説版ダブルで楽しんで、水星の魔女の世界にドップリと浸かりたいと思います。