ガンダム水星の魔女のあらすじと世界観をわかりやすく解説！

本記事の内容

TVシリーズでは、5年ぶりとなった「機動戦士ガンダム水星の魔女」。

放送開始前から注目を集めていましたが、放送開始後も話題がつきません。

今回の記事では、水星の魔女の基本情報やあらすじを解説していきます。

当記事を読むことで、水星の魔女がどんな作品かを知ることができます。

そんな人に向けて、ガンダムファン歴21年の私が解説していきます。

ガンダム水星の魔女の基本情報を解説！

水星の魔女の基本情報を解説していきます。

まずはザックリと概要をつかんでいきましょう。

水星の魔女はアナザー作品

ガンダム作品は大きくわけると、宇宙世紀とアナザーに分類されます。

宇宙世紀は初代ガンダムから宇宙世紀という年号で繋がっているため、作品同士のつながりや設定の理解が求められます。

しかし、アナザー作品は宇宙世紀とは時代設定が異なるので、過去のガンダム作品を見る必要はありません。

水星の魔女はアナザーに分類される作品で、A.S.（アド・ステラ）が年号となっています。

初の女性主人公

今作の主人公はスレッタ・マーキュリー。

TVシリーズ初の女性主人公になります。

アスティカシア高等専門学校へ、水星から編入してくる形となります。

同年代の子どもがいない環境で育ったため、コミュニケーション下手で内向的。

しかし「逃げれば一つ、進めば二つ」の信念をもっており、時には大胆な行動にでることも。

スレッタが作品を通じて、どう成長していくかにも注目です。

学園が舞台

アスティカシア高等専門学校という学園が、今作の舞台。

ザックリ解説

• ベネリットグループにより経営されている
• 入学にはベネリットグループ傘下の企業推薦が必須
• パイロット科、メカニック科、経営戦略科がある

ベネリットグループは157社の企業で構成されており、モビルスーツ産業を牽引する巨大な企業体。

学園内では学生同士のモビルスーツを使用した「決闘」で、自分の望むものを手に入れることができます。

複雑な設定をシンプルに学園に落とし込んでいるため、作品に入っていきやすくなっています。

ガンダムファンもそうでない人も、楽しめるような作品と言えるでしょう。

小説版でさらに詳しく

小説版は、アニメ本編＋オリジナルエピソードで構成されています。

キャラクターの心理描写や水星の魔女の世界観をより詳しく知ることができるので、アニメの補完としてオススメ。

1巻あたりの進みが遅いのが難点ですが、水星の魔女が好きなら読んで損はないでしょう。

気になる人は、小説版も読んでみてくださいね。

ガンダム水星の魔女のあらすじを時系列順で紹介！

水星の魔女のあらすじを、時系列順に紹介していきます。

本編より前の時系列である、プロローグとゆりかごの星もチェックしておくと、作品がグッと楽しくなりますよ。

プロローグ

プロローグは水星の魔女本編の21年前、「ヴァナディース事変」を描いています。

テストパイロットのエルノラが、ガンダム・ルブリスの稼働実験しているところからはじまります。

レイヤー33を突破できずに焦るエルノラ。

モビルスーツ評議会に、GUNDフォーマットの健全性を証明する必要がありました。

この日はエルノラの娘、エリクトが4歳を迎える誕生日。

そんな中、モビルスーツ評議会も動きだして….

ゆりかごの星

ゆりかごの星は、水星の魔女の公式HPにて公開中。

Season1のOPである「祝福」の原作小説となっています。

水星という過酷な環境、スレッタの成長がエアリアル目線で綴られています。

• 水星にスレッタ以外の子供がいない
• エアリアルに何かしらの意思がある

短い小説ですが、本編につながる内容がちりばめられているので、チェックしておきましょう。

本編

物語はA.S.122からはじまります。

アスティカシア高等専門学校へ、水星から編入してきたスレッタ。

スレッタは学園へ向かう道中で、宇宙を彷徨う人影を見つけます。

エアリアルで出撃し救助するものの「邪魔しないでよ」と、逆に怒られてしまいました。

この救助した人こそミオリネ。

こうしてスレッタの学園生活が幕を開けるのでした。

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プロローグ含めて水星の魔女は、ほぼ全ての動画配信サイトで視聴することができます。

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他のサイトでは有料の作品も無料で見ることができます。

あらすじと一緒にガンダム水星の魔女の世界観を知っておこう！

水星の魔女を見る上で、知っておきたい設定を紹介します。

あらすじだけではピンと来ないかもしれません。

あらすじと一緒に設定を抑えておくと、水星の魔女の世界観を理解しやすくなりますよ。

ガンダムは呪われたモビルスーツ

GUNDフォーマットと呼ばれるものが搭載されていて、他のモビルスーツと比べて圧倒的な性能を発揮します。

しかし、パイロットへの負担が大きく死にいたることも。

その為、作中でガンダムは「呪い」と言われています。

GUNDフォーマットの健全性が立証できなければ、実用的ではありません。

アーシアンとスペーシアン

宇宙居住者は「スペーシアン」、地球居住者は「アーシアン」と呼ばれています。

宇宙産業の発展の恩恵を受けているスペーシアンが富を独占しているため、アーシアンとの間に経済格差ができました。

その為、両者の間では衝突が絶えません。

アスティカシアの学園内にもアーシアンの生徒はいますが、肩身の狭い思いをしているようです。

作中で両者の対立は、何度も描かれるので理解しておきましょう。

御三家

モビルスーツ産業の最大手であるベネリットグループ。

ベネリットグループの中でも、突出した業績をあげる三社は「御三家」と呼ばれています。

御三家の企業

• ジェターク・ヘビー・マシーナリー
• ペイル・テクノロジーズ
• グラスレー・ディフェンス・システムズ

御三家はアスティカシアの学園内で寮をもっており、それぞれが派閥のようになっています。

開発するモビルスーツも三者三様。

ベネリットグループも一枚岩でないのが面白いところです。

各社の思惑に注目しましょう。

あらすじと一緒に知りたいガンダム水星の魔女の主要キャラクター5選！

水星の魔女を見る上で、知っておきたい主要なキャラクターを5人紹介します。

他にもたくさんのキャラクターが登場しますが、まずはこの5人を抑えておきましょう。

スレッタ・マーキュリー（CV:市ノ瀬加那）

今作の主人公で、エアリアルのパイロットであるスレッタ。

水星からアスティカシアへ編入してきました。

内向的な性格で、コミュニケーションは若干苦手な様子。

しかし、学園生活を楽しみにしていたのか「やりたいことリスト」を作成していました。

エアリアルと親和性が高く、パイロットとしての腕は相当なものです。

プロローグで登場した、エリクトの成長した姿がスレッタと思われていました。

ですが、時系列的に矛盾が生じることからスレッタの正体は謎に包まれています。

学園生活を通して、精神的に成長していくスレッタとその正体に注目です、

エルノラ・サマヤ（CV:能登麻美子）

プロローグで、ルブリスのテストパイロットとして登場しました。

ヴァナディース事変の数少ない生き残りで、本編ではプロスペラ・マーキュリーを名乗りスレッタの母親です。

エアリアルの開発責任者であり、スレッタに「逃げれば一つ、進めば二つ」を教えています。

ヴァナディース事変の復讐をしたいのだと思われますが、謎が多く真の目的はわかっていません。

エリクトとスレッタについて、知っているのもエルノラだと考えられます。

冷静でどこか怖さを感じる部分もあり、まだまだ謎が多いキャラクターです。

ミオリネ・レンブラン（CV:Lynn）

スレッタとは対象的な性格で、とにかく強気なミオリネ。

地球へ行こうと学園内から脱出したところを、救助者と間違われてスレッタに救出されました。

父デリングに対して反抗心が強く「ダブスタクソ親父」は、名言となっています。

幼い頃から、デリングの意向によっていろんなことが決められたことで、強烈な反抗心が生まれました。

学園内で温室を持っており、トマトを中心に植物類を栽培しています。

経営戦略科なため、モビルスーツの操縦は上手ではありません。

デリング・レンブラン（CV:内田直哉）

デリングはプロローグで、ヴァナディース事変を引き起こし、ガンダムを禁止にした張本人。

登場者の命を奪うガンダムを兵器ではなく「呪い」と表現しています。

軍人上がりで数々の戦場を経験したデリングが、導いた1つの結論と言えるでしょう。

本編では、ベネリットグループの総裁となっており圧倒的な権力を持っています。

娘のミオリネのこともデリングの意向で何でも決めており、その結果ミオリネが反抗的になってしまいました。

クワイエットゼロを秘密裏に進めており、呪いと評したガンダムも利用しています。

クワイエットゼロが、どんな計画なのかは明かされていません。

デリングの真の目的、クワイエットゼロに注目です。

グエル・ジェターク（CV:阿座上洋平）

グエルは御三家の一角、ジェターク社の御曹司です。

パイロットとしての腕が高く、スレッタの最初の決闘相手でした。

すぐに熱くなりやすい性格ですが、ジェターク寮の後輩たちからは「グエル先輩」と慕われています。

スレッタと出会ったことにより、グエルの歯車はズレていきます。

話が進みグエルの葛藤が見えてくると、一気に魅力が増します。

スレッタと出会ったことにより、人生が変わってしまったグエル。

そんなグエルが、作品を通してどうなっていくのか注目です。

ガンダム水星の魔女がどんな作品かを知って楽しもう！

久しぶりのTVシリーズとなったガンダム水星の魔女。

アナザーガンダムに分類されるので、他のガンダム作品を見る必要はありません。

学園が舞台となっており見やすく作られているので、はじめてのガンダム作品としてもオススメです。

水星から編入したきたスレッタは、どんな学園生活を送っていくのか。

魅力的なキャラクター達に企業同士のモビルスーツ開発競争、見どころ満載となっています。

Season1のレビューは、下記の記事を参考にしてみてください。